患者に好まれる設計・デザイン①
2021/08/20
患者に好まれる設計・デザイン①
快適で使い勝手のいい設計・デザインを実現させるために
診療所の設計・デザインに関しては、患者の立場に配慮した細やかな気配りと運営効率を両立させる必要がある。
1⃣玄関周り
まず、問題になるのはスリッパへの履き替えを行うか否かだ。
高齢者や妊婦にとっては履き替えは特に面倒だが、子供が床で遊ぶことの多い小児科などは履き替えを行っているケースがある。
できれば、履き替えを行わない形にした方が、靴棚のためのスペースも節約できる。
履き替え方式にする場合には履き替えの為のベンチなどの配慮や、抗菌機能付きのスリッパ棚などの導入したい。
2⃣待合
待合の広さは椅子の数に比例する。1時間で診療可能な患者数が目安となる。
素材は耐久性の高いビニールやレザーなどにする。
クッション性が高かったり、座面が高さが低すぎると高齢者が使いにくいため避ける。
高齢者の為にはひじ掛けがあった方が良いが、小児科など子供を横に寝かせる場合はひじ掛けが無い方が良い場合もある。
配置は患者同士が向かい合わせにならない様にする。そうせざるを得ない場合は距離をとる。