コロナ禍で落ち込む改装・改修事業
2021/07/05
コロナ禍で落ち込む改装・改修事業
中長期的には明るい未来
この10年間、東日本大震災の復興需要や東京五輪需要などで新築工事が活況を呈する陰で、改装・改修工事の受注高も順調に伸びて来ました。
しかしコロナ禍の影響で、今後もしばらくは、改装・改修需要の低迷が続く可能性があります。
21年度に入ってから相次いで緊急事態宣言が発令され、個人消費の低迷などによって景気回復には相当の時間がかかると推察されるからです。
21年度後半以降にワクチン接種が進み、経済活動のレベルが段階的に引き上げられ、22年度にようやく景気は下げ止まって上向きへ転じると予想されます。
建築市場は23~25年度にかけて景気回復にやや遅れるかたちでいきを吹く返し、改装・改修、新築を問わず緩やかに回復すると考えられます。