生き残るのは「ヒト」を大切にする組織
2021/09/06
生き残るのは「ヒト」を大切にする組織
「経営理念」「KPI」を上手に操る経営者の極意とは
病院や介護事業所の経済再建をの際に重要視するのは、集乳や利益、CFであることは言うまでもありません。
目標達成をするために現場の職員に厳しく指導することもあります。
しかしKPI設定の前提には、必ず明確な経営理念やビジョンが必要です。
医療・介護業界においてサービスを「提供する側」も「受ける側」も「ヒト」であり、「ヒト」こそが最も重要な経営資源だということです。
「ヒト」で形成する大きな集合体の「組織」をけん引するには。明確な理念やビジョンによって方向を示す必要があります。
特に有資格者がおおく、専門職の集団である医療・介護業界では、職員の方向性やベクトルを合わせなければ経営改善は実現しないことを日々体感してきました。
追い求める「あるべき姿(経営理念)」を掲げ、現状とのギャップを認識することで、問題点が見えてきます。そのギャップをうめるために、経営戦略と戦術、改善施策を見出せるはずです。そして改善施策が着実に進歩しているかを検証するため、各KPIを設定します。
ここで注意したいのは、あるべき姿は職員全員が理解でき、筋が通っていて、具体的であること、何よりも「腹落ちできるもの」である必要があります。
その条件を満たすことができれば、困難に直面しても職員の力で乗り越えられることができると信じています。